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このページでは、現在のカンホアの状況の最新情報をお伝えします。
現在、下記のカンホアの塩の小売用パッケージの商品が欠品しています。
これらの再販の目途はまだ立っていません。
天日海塩の生産は、お天気の影響を大きく受けますが、昨年(2022年)の生産地カンホアの乾期(塩を作るシーズン)に雨が多く、収穫量が例年より大きく減ってしまったためです。
業務用商品(【結晶のまま】20kg、【石臼挽き】20kg及び【石窯 焼き塩】1kg×10/ケース)については、これらを使うことを生業とされているユーザーの方がほとんどのため、薄い在庫を業務用に寄せることで、出来るだけ欠品しないよう努めています。一般ユーザーの方々には大変申し訳ないのですが、このため、現在、小売用商品が欠品になっています。
なお、2023年4月現在、【結晶のまま】20kgが欠品中ですが、6月初旬に入荷の予定があります。
前回の更新時(4月20日)、「4月に入って、ようやく今年の収穫が本格的になってきた」と報告しましたが、4月下旬及び5月に入って、生産地カンホアは、小雨が続く天候になってしまいました。【石臼挽き】500gが欠品になった今年1月には、「夏頃に(小売用が)再開出来る『可能性』はある」と書きましたが、4ヶ月経過した5月現在になって、それは難しそうです。例年、乾期(天日塩の収穫シーズン)は、8月頃まで続くので、「今後の天気次第では」という面はまだ残ってはいますが、小売用商品再開の目途が立っていない状況に変わりありません。
ご参考まで。最近日本で、「ベトナムが猛暑に見舞われている」との報道があり、「カンホアの塩が出来てきますね」と言われることがあります。カンホアの塩の専用塩田が(雨なく)猛暑なら生産量は上がりますが、残念ながら、そうではありません。ベトナムは、南北に1600km以上もあります。
ベトナム・カンホア地方でよく言われている言い回しに、「雨が降ると、塩の生産者は悲しみ、(農業用水が欲しい)農家は喜ぶ」というのがあります。現在は、農家の方々が喜んでいる状況です。
4月に入って、ようやく今年の収穫が本格的になってきました。カンホアの現地生産者の表情も明るくなってます。乾期らしく、このまま晴天が続くことを祈っています。ただ、現在はまだ、小売用商品の再開の目途が立つまでには至っていません。次の情報発信は、5月中旬を予定しています。(記・下条剛史)
2023年4月現在、【結晶のまま】は、150gと20kg(4月13日欠品)も欠品になりましたが、20kgの方は6月上旬に再販の予定があります。
1月から2月は、なかなか天気が安定せず、ある程度は海水を濃縮出来ても、カンホアの塩の収穫までは辿り着けませんでした。しかし3月に入ってやや天気が安定し始め、2回の収穫がありました。ただ、現在欠品中の【石臼挽き】500g及び150gを再開出来る目途が立つまでには、至ってません。これまでは通常、4月からの2〜3ヶ月は、最も天気の安定と気温上昇が著しい収穫の最盛期だったので、今後の天気に期待しています。次の情報発信は、4月中旬を予定しています。(記・下条剛史)
1月は不安定だった天気も、徐々にですが、2月に入って安定し始めました。カンホアの塩の製造工程で、ある程度濃くなった海水(濃度約15%)を、タイル(黒色)貼りしてある専用の塩田(結晶池)に移す工程があります。(下記ページ参照)
Step 3.濃度15%の海水を最後の塩田(結晶池)に移す・・・・これで結晶を待ちます
ようやく明日(2月15日)、今年初めてこの工程に辿り着きそうです。
ただ、現在日中は30℃ぐらいになるものの、まだ早朝の気温は20℃前後と、夜間も含め、まだ気温が低いため、海水の濃縮は、非常にゆっくりです。この気温は日本ですと、すでに夏のようですが、熱帯気候のベトナム・カンホアは違います。この時期、現地の人たちには「寒い」とさえ言われ、ジャンパーを羽織る人も珍しくありません。
例えば、薪ストーブや焚き火を焚くとき。最初おき火が出来る前までは、燃えに勢いがなく、なかなか温度が上がりませんが、いったん「おき火」が出来ると全体の温度が上がり、勢いよく燃え始めます。現時点での、ベトナム・カンホアは言わば、まだ「おき火」が出来ていない状態です。今後、地面の温度を含めた気温の上昇によって、「おき火」が出来た状態になると、海水の濃縮に勢いがつき、天日塩の収穫にも勢いがついてきます。
今後さらなる天気の安定と、気温の上昇を祈っています。
次回の情報発信は、3月中旬頃を予定しています。(記・下条剛史)
カンホアの塩の生産地、ベトナム・カンホアは、乾期と雨期、2シーズンの熱帯性気候です。概ねですが毎年、乾期は1月から8月、雨期は9月から12月で、その乾期に集中して天日で塩を作っています。しかし、2022年の乾期は、例年と異なり雨が多く、収穫量が極端に少なくなってしまいました。(例年の半分以下) そのため、需要に追いつくことが出来なくなり、この【石臼挽き】500gの欠品という事態になってしまいました。誠に申し訳ありません。異常気象と言われ久しいですが、ベトナム・カンホアもその影響があるのかも知れません。(記・下条剛史)
例年ならば、1月頃から乾期なのですが、1月中旬の現在のところ、まだ雨が多く天気の様子をみているところです。海水がカンホアの塩という商品になるまで、首尾よくいった場合でも、4〜5ヶ月はかかります。それが海を渡り日本に届きます。したがって、今年収穫分の【石臼挽き】500gの出荷再開を、夏頃に出来る『可能性』はあるものの、それも自然現象である天気次第ということゆえ、今は確かなことではありません。次の情報発信は、2月中旬頃を予定しています。(記・下条剛史)