home > カンホアの塩とは? TOP > 流通(トレーサビリティ)と現地スタッフ
1998年2月、私(カンホアの塩・代表)はベトナム・カンホア地方を初めて訪れました。その1週間あまりの滞在がキッカケとなって、現地の天日塩生産者の人たちと一緒に、カンホアの塩の商品開発が始まりました。一見、素朴に見えたこの地域の塩作りも、実はNaClの純度を高めようと近代化の最中でした。ですから、それと逆行するようなカンホアの塩の商品開発には紆余曲折がありました。しかし、開発スタッフみんなで知恵を出し合い、何とか商品化までにこぎつけました。現在でも、年に1〜3度はカンホアを訪れ、品質や設備のチェックなどを続けています。
カンホアの塩生産現場主任のHung氏
この地方で作られている塩のほとんどは、ベトナム国内向けです。カンホアの塩はそれらの塩とは違います。その広大な天日塩田の一部を間借りして、カンホアの塩専用の天日塩田があり、そこで特別に独自の製法で作っている塩がカンホアの塩です。それだけを、私たちが直接カンホアの生産者から買い、日本で販売しています。
そんな素性のカンホアの塩ですから、トレーサビリティとしては至ってシンプルです。カンホアの天日塩生産者から私たち(有)カンホアの塩。あとは日本国内の流通のみとなっています。
こうして特別に作られているものですから、熟練した現地スタッフ抜きにカンホアの塩は語れません。みんな地元ホンコイ村在住の人たちです。主に自転車またはオートバイで通っています。思ったように行かず私が悩んでいたとき、どれだけこの笑顔に救われたことでしょう。
カンホアの塩のスタッフ
そして、現地スタッフには日本人も1名おります。1993年からベトナムに在住し、現在サイゴン在住の河村きくみ。1999年からカンホアの塩の現地スタッフとして働いてくれています。乾期の間はカンホアとサイゴンを行き来する生活を送っています。彼女はベトナムの大学院も卒業し、ベトナム語はネイティブと区別がつかないほど。地域色の強いベトナムで、キメの細かい気づかいをしてくれるのがとても心強いです。また、日本の雑誌・ガイドブック・TVなど、ベトナム取材のコーディネートも手がけています。