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1993年からベトナムに在住。現在ホーチミン市在住。日本語教師を経て、日系企業に勤務し、1999年からカンホアの塩の現地スタッフとして活躍。2007年、ベトナム国家大学人文社会科学大学大学院(比較言語学専攻)を卒業。ベトナム語はネイティブと区別がつかないほど。地域色の強いベトナムで、キメの細かい気づかいが得意。また、通訳はじめ、日本の雑誌・ガイドブック・TVなど、ベトナム取材のコーディネートも手がけている。ベトナム歌謡にも精通。
左が河村きくみ、地元ホンコイ村のスタッフと
最近は日本でも、「塩にもいろいろある」ということを知ってもらえるようになりましたね。おいしい塩が日本で人気がある一方、ベトナムでは、今までなかった「サラサラの砂のようなきれいな塩」が手に入るようになり、そういった工場で作られたような塩を買う人が増えてきました。
昔から、ベトナムの塩田で普通に作られている天日塩は、ゴミなどを取り除くために一度塩を洗って、その後ボイラーで乾燥させてでき上がりなのですが、最近はそれ以上に機械化されつつあり、昔からの塩田さえも減ってきているのが現状です。
そのような中、カンホアの塩は昔ながらの製法を基本に、さらにいろいろな工夫がなされて作られています。ですから、その分、時間と手間がかかります。はじめは、スタッフに「どうしてこんなに手間をかけるの?」、また、細部にわたる細かい指示にかなりの戸惑いがありました。それを少しずつ少しずつ分かりやすく説明し、理解・納得してもらい、カンホアの塩ができるようになったのです。今では、みんな「いい塩を作って日本のお客さんに喜んでもらいたい!」という気持ち、そしてプライドを持って仕事をしてくれるまでになりました。
収穫直前のカンホアの塩を手にとって
このとき、かなりの炎天下です
製造全工程中、一度だけポンプを使うこと、そしてモーター式の石臼で大粒の結晶を挽くこと以外はすべて手作り(手作業)のカンホアの塩。皆さんのお手元に届き、この味を喜んでいただければ、カンホアの塩作りに携わっているスタッフみんなも、きっと喜ぶに違いありません。作っている人の気持ちはきっと、カンホアの塩の味を更においしくしてくれていると信じています。
「いい塩作ろう!」と一生懸命頑張ってくれているみんなと一緒に、これからも頑張っていきたいと思っています。